安田まゆみの元気が出るお金の相談所公式ブログ

「民事信託」で、ご家族の悩みを解消しましょう

先週の日曜日、民事信託関連のご相談のご依頼がありましたので、岩国経由で広島県の廿日市市まで、日帰りで行ってきました。
(写真も撮ってきましたよ!)

最近は、民事信託の件で、地方への出張も多くなりました。
ご相談者が地方にいらっしゃる場合もありますし、ご相談者のご実家が地方の場合もありますからね。

さて、「民事信託」ってなに?
と思われている方も多いと思いますので、ざざっと簡単に説明しますね。

認知症になると、財産管理が難しくなります。
それだけではなく、判断能力が著しく劣っているとか、判断能力が無いとなりますと、「契約行為」ができません。
契約行為というのは、契約書に「署名や捺印を押す」行為のことです。
銀行で振り込みを行うときや、保険契約、家の売却や購入、贈与も契約行為にあたります。

そうなると、大金は振り込めないし、家などの不動産も、売ったり買ったりはできません。
住宅資金の贈与や教育資金の贈与もできなくなりますね。

例えば...。
86歳のお父さんがいます。預金と自宅不動産の他に小さなアパートを持っています。アパートの管理もアパートの収入の確定申告も自分でしていましたが、昨年からそれができなくなってきた、というようになりました。お母さんは一昨年脳梗塞で倒れ、リハビリのおかげで何とか一人でトイレに行って始末はできるようになったのですが、最近では、歩くのが大変で車いすを使うようになりました。日中は、デイサービスに通っていますが、今後トイレでの始末が自分でできないようになると、お父さん一人では夜中の介護は難しく、お母さんの老人ホームへの入居も考えなければなりません。
二人の生活費は、お父さんの年金やアパートからの収入で賄っています。でも、お父さんまで、認知症になってデイサービスに通うようになったら、アパート管理や生活費の管理はできなくなります。また、二人分のホームの入居費用は、年金だけでは足りず、貯金の取り崩しも考えなければなりません。
小さなアパートの売却もあるかもしれません。でも、認知症になってしまえば、契約はできないので、売却はできなくなる。そうなると、困りますよね。

こういう時に役に立つのが、「民事信託」なのです。

認知症になった人の財産管理や介護のための制度として、「成年後見制度」もあるのですが、認知症本人の財産が家庭裁判所のコントロール下に置かれるため、本人のためにしてあげようとする家族の思うような介護や生活費のためのお金の使い方はできないことが多いです(成年後見制度の話はいずれまた)ので、私はあまりお勧めしていません。

民事信託は、家族間で契約を結びます。
資産を預ける人が「委託者」、資産を運用管理する人が「受託者」、アパートの収入などを得る人が「受益者」となります。
高齢の親の財産を守るために信託契約をする場合には、委託者と受託者が同じことが多いです。

委託者であり、受益者である人が、老後安心して暮らせるようにお金の管理を家族にゆだねるのが「民事信託」だと思ってください。

シンプルな例を挙げましたが、ご家族構成や残す財産など、ケースはいろいろです。
ご相談者の中には、「両親が亡くなったら、自分一人だけになる」というおひとり様も結構いらっしゃって、そういう事情の方からの信託のご依頼もあります。

IMG_1008.JPG「民事信託のご依頼で岩国経由で
廿日市市のクライアントのご実家に伺う前に
立ち寄った錦帯橋」

障がいをお持ちのお子さんがいるご両親も、民事信託にご興味を持っていらっしゃいます。
自分亡き後の子どもの生活を、どう守っていけばよいかという悩みです。
生命保険を準備するだけでは、足りません。
民事信託で、仕組みを作ることが大事になってきます。

これからしばらくは、高齢者が増え続けることになります。
介護やエンディングで、両親の面倒を看るお子さんはいらっしゃいますが、そのお子さんが単身者であるケースも多くみられるようになります。
親御さんの財産を守る信託、おひとり様の信託と、民事信託のご要望は急激に増えてくると思っています。

ご依頼があれば、全国どこへでも伺って、ご家族のお話をうかがい、どうしたらお悩みや問題の解決ができるかをご一緒に考えていきたいと思っています。

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