安田まゆみの元気が出るお金の相談所公式ブログ

フクシマ訪問記(追記)

フクシマ訪問について、少し詳しく書かせていただきますね。

私は、全国女性相談研究会の一員として、浪江町の依頼で県内に拡散している仮設住宅を訪問させていただいています。

被災者の方々の辛い体験を次の震災(起きない方が良いですが)に活かすために、何が起きていたのか、そこでなにを感じたのか、今何が起きているのか、のヒアリングをしています。

そして、私たちの会なりの提言を作成しています。

途中経過の段階ですが、提言を発表させていただく機会を得て冊子なども作ってきました。
(カンパ込みでお分けしています)

来年は、もう少しディスカッションを重ねて提言をブラッシュアップして発表会をしようと考えています。

私たちのヒヤリングは、「女性限定のハンドマッサージ訪問隊」として、手をふれあう中で、リラックスして本音を聞き出す、というスタイルで仮設住宅の訪問を続けて来ました。


浪江町の県内の30カ所全ては9月に踏破。今回から2巡目に入ります。

1年半経った今だからやっと話せる被災当時のやるせない思い。
何も知らされずに避難した戸惑い。
避難場所での困ったこと、苦しかったこと。

など、じっくりとお聞きすることができました。


具体的な内容は、会の報告をご覧いただきたいと思いますが、自治体や国の大規模な震災への備えのお粗末さと放射能漏れについての事実隠し、説明不足がよくわかりました。

まるで、先月訪れた「水俣病資料館」で学んだ、水俣病についての国や県のやり方と同じでした。

水俣病の事件では、国も自治体もチッソの会社も公害の人体に対する影響を知っていたのに、毒を含んだ工場排水は、流れ続け、数年間も止まることはありませんでした。
そのため、水俣病事件は被害を大きくしたのです。

放射能漏れの事実を隠して(今もです)避難指示を出していた国や東電と同じ根を持つ事件だと思うのです。

一言で言えば、体面重視、住民不在。住民の命は二の次、という姿勢。

出会った人たちからお聞きしたお話は、それを強く印象づけることとなりました。

また、この原発事件は、健康や命といった体の面だけでなく心にも大きな影響を及ぼしていることを感じます。
仮設住宅から、フルタイムで働きに出ている女性は、仕事場で偏見の目を感じる、と、話してくれました。

仮設住宅に住んでいるわけですから、波江町の住民でありながら、他の自治体に来て、その自治体で働いているわけです。

すると
「お金(補償金。一人10万円)をもらっているんだから、あの人たちは、なんにもしなくても暮らしていける。働きにこなくてもよいじゃないか」
という声が、これ見よがしに聞こえてくる、というのです。

よそ者(浪江町の人のこと)に、地元の人の働く場を奪われては困る、という思いが、このような言葉を発してしまうのでしょう。
言う方も言われる方も、どちらも悲しいですね。

彼女は
「あの家を帰してくれるなら、補償金なんて、いりません。返しますよ。
 ヤドカリやカタツムリになれたらと思います。
家をしょって、移動できるから。それが出来たら、どんなにいいか・・・」と。


24日、福島市にのホテルに泊まっていた私たちは、早朝に大きな地震の揺れを感じました。
 

いま、また、大きな地震が来たら、あのフクシマ原発はどうなるのでしょうか?
首都圏まで被害が及ぶと聞いています。
仮設住宅の方の体験が、「他人事」とは思えません。

小さな団体の小さな提言でもきっと役に立つことがあると信じて、私たちのやり方で、フクシマ支援を続けていこうと思います。
(とは言っても今年の支援は今回が最後です。雪の降る間は、物資をもっては行かれません。雪道の運転ができるメンバーがいませんのでね。すべて参加者が持ち出しのボランティア団体ですから、経費の嵩むこともできません。次回は年明けの雪が解けたころになります)

フクシマに継続的な支援をしている団体は少ないのだそうです。
原発問題が解決しない限り、「復興」ということにはなりませんし、県内も複雑な事情を抱えていますので、どこをきっかけに支援をしてよいのか、わからないのかもしれません。

でも、行動あるのみなんですけどね。

なにか支援をしたいと思われる方は、私たちへのカンパを
大歓迎で~す。

写真は、仮設住宅の方のリクエストにお応えして、クリスマスリースの作り方をお教えしてきました。リースの芯はメンバーが育てた朝顔のツルを乾燥させて丸めたものです。

 

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