安田まゆみの元気が出るお金の相談所公式ブログ

「その女、ジルバ」を40代の悩める女性たちに

マンガのない人生は味気ない!
小さいころから、マンガ大好き!
マンガについて語りだしたら、止まらなくなる(笑)
そんなマンガ愛好家の安田です。

最近のお気に入りをご紹介しましょう。
女性であることが誇らしくなる。そんな1冊です。

「その女、ジルバ」(有間しのぶ)
第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞も受賞したので、ご存知の方も多いと思います。
悩める40代の女性に特にお勧めします。

主人公は、「恋人なし。貯金なし」の40歳の女性・新(あらた)さん。
夢も希望もなく、姨捨山のような倉庫で働いています。
仕事への意欲も失って、人生もあきらめかけた彼女が、平均70歳の老女ホステスばかりがいる高齢BARで新米ホステスとして働き始め、失っていた「生きる」力を取り戻していくというお話です。

高齢BARを舞台に繰り広げられる、深~い人生のお話しですが、もう、笑いすぎて、涙が出ちゃいます。
女性のしたたかさ、しなやかさ、生き抜いてきた強さにも涙がじんわり。

登場する老女ホステスさんたちが、とっても素敵なんですよ。
平均70歳だけど。
マンガの世界だから成り立つわけじゃないんですよ。
色気のある80歳は実在するんですよ。

5月21日に放送された、NHKプロフェッショナル仕事の流儀で、79歳になる芸者、赤坂育子さんを取り上げていました。
見た方、いらっしゃるかしら?

育子さんの踊りは、色気があって引き込まれてしまいました。
お客あしらいをしている育子さんは、とてもチャーミングで可愛いの。

この漫画に出てくる老女ホステスさんたちも同じです。皆さんキュートな方ばかり。
現実にいるとしたら、育子さんのような感じなんだろうなって。

それは人生のいきざまが顔や話し方、態度に表れているのだと思うんですよ。
育子さんも老女ホステスさんたちも、戦中戦後を生き抜いてきた女性たち。

たくましく、つらい人生を生き抜いてきたのだろうと思うけれども、つゆほどその素振りを見せずに、素敵な笑顔で接客している。
辛く厳しい人生を生き抜いてきたほど、なんでもなかったような顔をして、今を生きているんですね。
主人公が聞き役となって彼女たちの話が語られていくのですが、その話は、なかなか壮絶な体験です。

本のタイトルの「ジルバ」は、その老女たちが勤める高齢BAR「OLD JACK&ROSE」を作った伝説のママ。

彼女はブラジル移民なのです。
戦争が始まって、日本へ引き上げてくる際に、夫も子供も船中で病で失ってしまう。
その彼女が、戦後、たくましく生きて、このBAR「OLD JACK&ROSE」を作り上げていく話が、所々に語られて、話は進みます。
老女ホステスさんは、その伝説のママ「ジルバ」とともにこのBARで働いてきた人達なので、開業当時は、みんな若かったのですよ。

主人公・新とジルバとの共通点は、福島の出身だということ。
植民政策が始まった明治元年から多くの福島県人がブラジルに渡ったんです。
沖縄と広島に次いでね。

関東大震災の後、国の外に希望を求めて、コーヒー農園で儲けて、数年で帰ってくるつもりで行ったものの、現実は厳しく...。
私もこのマンガで、主人公同様、ブラジル移民について知ることができました。

新は震災の影響が残る会津若松の出身。
40歳という働き盛りの新の同級生たちの仕事や生活面で抱える問題も出てきます。

「故郷の産物を拒否されたり
あげるのをためらったり、
この切なさは
味わってみないとわかりませんでした」
というセリフに胸が痛みます。

2013年の初版ですから、雑誌に連載当時は、まだまだ、復興が緒に就いたばかりのころだったと思います。

ブラジル移民として日本に引き揚げた女性の話でもあり、
戦中戦後を厳しい体験を経て、それでもしたたかに生きてきた女性たちの話であり、
福島を思いながら東京で暮らすうしろめたさを感じつつも40歳にして恋人もできず、仕事にも身が入らない女性の話でもあるのです。

実に重いテーマです。
でも、重さを感じさせないユーモアとセリフの温かさで、読者を優しく包み込んでくれるような本です。

同時にそれぞれが「自分の居場所」を見つける話でもあるのではないかとも思うのです。

笑いながら、涙しながら、登場する女性たちに癒され、彼女たちを愛おしくなるマンガです。
高齢BARに集まる高齢者の「あるある話」に思わず吹き出しちゃいますので、電車の中では読まないようにね。

40代の人生に悩んでいる人に、お勧めです。

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人生100年のビジョンマップ:心もお財布も幸せに生きよう!

「しあわせ老後」とお金の関係

私は近著「人生100年時代!しあわせ老後計画」(共著)で、お金の多寡だけで「しあわせ老後」が決まるわけではないと書きました。

お金があっても不幸だったり、お金がなくても幸せだったりします。
7,000件以上のご相談を受けてわかることは、「"お金"と"しあわせ度"は比例しない」ことです。

お金でないとすると
"しあわせ度"を左右するのは何でしょうか?
もちろん健康であることも大事です。

でも、もっと大事なことは人間関係ではないでしょうか。
結婚していれば、夫婦関係。
シングルであれば、パートナーや家族、お友達との関係でしょう。

いくらお金があるご家庭でも、夫婦関係が破たんして会話がなく、たまに口を開いたと思えば、妻への冒涜であったり、夫への恨みだったりしたら、どうでしょうか。
楽しく暮らせるはずはありません。

毎日鬱々とした気分でいたら、せっかくの資産も楽しく有効に使うこともできません。
何より「明日への希望」というものが見えてこないのではないかと思うのです。


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先日、ご相談にお見えになった方がそうでした。
山田好美さん(62歳・仮名)は、暮らしには困らないほどのご資産があるのですが、毎日、夫の怒鳴り声にさらされていました。
「若い頃はこのような人ではなかった。定年退職してから変わってしまった」と。
離婚も考えているが、60歳を過ぎて、経済的な自立が難しいので、離婚には踏み切れないと好美さん。
確かに資産の多くが夫の親からの相続で得たもので、結婚してからの財産は少なく、離婚しても財産分与としては大した額にはなりません。
今のような暮らしの継続を望む好美さんには、離婚という選択はできませんでした。

怒鳴る夫を擁護するわけではありませんが、50代での双方のコミュニケーション不足がたたっているのではないかと思います。
夫の側の遠距離通勤や、サービス残業、仕事のストレスやら、いろいろ大変なことが多いのはわかります。
妻の側も、子育てのストレスで大変だったことでしょう。
でもそれを理由に、夫婦関係のコミュニケーションを十分にしてこなかった、という「サボり」が、老後の夫婦関係の破たんの要因の一つにあったように思うのです。

より良い人間関係を築いていくには「コミュニケーションが欠かせません」
双方の間に、思いやりや気遣いがあってこそ、良好なコミュニケーションが取れるのです。

一方的な物言いでは、コミュニケーションは、成り立ちません。
相手を責めるばっかりの会話もコミュニケーションとは言いません。

でも、それよりも問題なのは、お互いの「無関心さ」だと思います。
お二人の間に、相手を人として尊敬して、愛おしく感じる、そういう感度を持ち続ける努力を放棄して、相手のことに無関心になっていたのではないかと思います。

数回のご相談ののち、好美さんは自分の人生を大切にすることを選び、離婚して、お元気なご両親のすむご実家に帰りました。
今年の春には、つましくもご両親と笑いあって暮らしている。心穏やかに過ごすことがこんなにも幸せなことなのだと、しみじみと感じている。離婚の背中を押してくれて、感謝しているというお葉書をいただきました。
好美さんは、いま、パートをして、生き生きと働いています。
穏やかな暮らしの中で、自分に自信が持てるようになったのだそうです。
「人は、何歳からでも、リスタートできるんだよな~」って、好美さんからの近況を見てそう思いました。
(ご本人の許可を得て、ご紹介しています)

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人生100年のビジョンマップ:心もお財布も幸せに生きよう!

認知症の方の金融資産が200兆円を超える!

前回「認知症になると預貯金が最悪、凍結されますよ~」というお話をしましたが、今回もそれに関連したお話です。

第一生命経済研究所の試算によると、2017年度末の時点で、認知症高齢者が保有する金融資産は「143兆円」。
2030年には、「215兆円」になるというのです。

これは大変な数字なんですけれども、ピンとこない人も多いかもしれません。
「それがどうしたの?」って。
ちょっと説明しますね。

政府の統計(総務省の「全国消費実態調査」)でも明らかなように、日本の家計の金融資産の多くは、高齢者がお持ちなんです。

2030年には日本の総人口は約1億1,912万人と減少すると予測されています。その内の31.1%にあたる約3,715万人が65歳以上の高齢者となります。つまり、3人に一人が65歳の高齢者となるのです。
その前には、2025年には「団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる」ので、それに伴って、認知症の患者さんも増えるだろうと言われています。

厚生労働省発表では、2012年の認知症高齢者が462万人。その予備軍といわれるMCI(軽度認知障害)と合わせると約900万人。
それが2025年には認知症730万人、MCI584万人となり、合わせて1300万人を超えると予想されています。
つまり65歳以上の3人に一人が、認知症かその予備軍となるということなんです。

若い人は実感わかないかもしれません。
でも、50歳を過ぎれば、自分の親や親せき、友達の家族に認知症の方がいるという状況は、
当たり前になりつつあるのではないですか?

70代80代になれば、認知症の発症リスクはもっと高まります。
その年代の人は金融資産をかなりお持ちで、さらに、その年代層の人口が増えるわけですから、200兆を超える!という試算になったわけです。

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最近のご相談に、株の売買取り引きが大好きなシングルの叔母さんがいるのだけれども、最近、まだらぼけ状態になってきている。どうしたらよいだろうか。というお悩みがありました。

前回、認知症になると最悪、銀行などの預貯金口座が凍結されちゃいますよ~と言いました。
凍結まで行かなくても、生年月日や住所などが答えられない状態では、口座からの引き出しができないということもあるのだともお伝えしました。

それと同じように、証券会社を通じて、株や投資信託の金融資産をお持ちで、取引を楽しんでいた方が認知症になってしまうと、売買ができなくなります。
証券会社によっては、本人の同意や意向があれば、家族が売却等をサポートすることを認める仕組みを作っているところもありますが、本人の意思確認ができないような状況になってからでは、その仕組みを利用できないかもしれません。

成年後見人を家庭裁判所に申し立てて選任してもらうまでは、しばらくは動かせない状態になります。それによって、儲けのチャンスを失うかもしれませんし、損をしてしまうこともあります。
後見人が選任されれば、新規の購入はできませんが、売却はできるようになります。
損してもリカバリーができなくなるんです。
前回もお伝えしたように、後見人が選任された場合には、売却したお金は後見人の管理下に置かれますから、家族が望むような本人のためのお金の使い方はできなくなる可能性は大です。

2030年まで、あとたった11年。
皆さんの周りで、そのようなことが頻発するかもしれません。

老後は、自分の好きなことをやって、楽しみましょう。
高齢者の親やご親戚のいる方は、早めに対策をして、判断能力の低下するぎりぎりまで、本人の稼いできたお金を株の取引で楽しめるよう、サポートしてあげてくださいね。
そのためにも民事信託などで、早めの対策をすることが大事だと思います。
ご相談は、いつでも承りますよ~。

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その1 ・その2

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