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豊かさを感じるお金の使い方を!
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もしも家族より自分が先に旅立つことになった時、残された家族にどんな問題が起きるのか、考えたことはありますか? 元気なときに自分の死について考えることはあまり考えたくないことかもしれません。でも、いずれは誰もが通る道。家族への愛情として考えてみてください。 遺言をはじめとする故人の意志がどこにも書き残されていないために、家族が混乱と悲劇に巻き込まれるケースは多くあります。トラブルの多くは、相続と葬儀に関するものですが、財産に関することばかりではありません。病気や事故で意思表示もコミュニケーションもできない状態に陥ったとき、延命治療を望むのかというような終末医療や自分の葬儀についてことについても、書き残しておくべきだと思うのです。後々、「故人は本当は何を望んでいたのだろうか」という際限のない迷いや後悔を家族に残さないために、です。
ただ自筆で書いた「遺言」は、家庭裁判所の検認を受けなければ開封することはできませんし、開封されたときにはとっくに故人になっています。 ですから自分にもしものことが起きたときに家族に伝えたいことは、ノートに書くことをお勧めします。私はこれを「シンダラノート」とよんでいます。死んだら、あるいは死にそうになったら見てほしいノートと言う意味で、わかりやすいからです。 そこには自分が希望する終末医療にたいする考え方や治療方針、葬儀の希望、友人知人の連絡先、親戚の名前と関係図・連絡先、荷物の処分に関すること、取引のある金融機関や生命保険会社の連絡先、年老いた両親の健康管理に関すること、…といった事務的な連絡事項から、家族や親しい人への感謝の気持ちや、伝えたい思い、自分の歩んできた道を書いてもよいでしょう。 一般的には「エンディングノート」あるいは「ラストノート」として、市販されていますがあまり立派なものですと、失敗をしてはいけないと思うのか、どうやって書いたらいいのか迷う、という話も結構聞きます。たいていは、自分の歩んできた道とかが最初のほうにあるので、書きあぐねてしまうのでしょう。気がかりな事、一番伝えたい事、伝えておかなければ困ることから書きましょう。月日が経って、状況が違ってきたら、書き直せばよいではないですか。固定的に考えるのはやめましょう。
そうです。ボケたら読んで欲しいノートのことです。ボケても自分らしく生きていきたいですよね。そして介護する人にも困らないように書き残しておきましょう。 どのように介護して欲しいか、財産管理のこと、任意後見の契約があるかないか。介護してくださる人に伝えることとして、かかりつけの医者と薬のこと、病歴(生まれてからの健康プロフィール)と血液型、よく飲んでいる栄養剤、好きなたべもの食べ物、嫌いな食べ物、好きな音楽、家計の事などです。 そして最後に、お気に入りの写真とともにひとつのバッグにまとめて入れておきます。それが私の提案する「シンダラバッグ」です。 老いた親がいる人は、自分の親を受取人にした生命保険があればそのことも書き記しておきましょう。独身で、すでに肉親とも他界されているような場合は、亡くなった後の家具や荷物の処分を生前に契約できる会社もあります。死後のそうした契約業務や葬儀代については死亡保険金から支払うなどの遺言を残しておくことで精算できます。 自分がいなくなった後の家族に必要なことを書き残すのは、成熟した大人としての責任だとも思うのです。今日元気でも、明日は何が起こるかわからないのですから。 |