住宅の購入計画は慎重にね

住宅購入についてのお悩み

我が家くらいの年収であれば、
いくらくらいの住宅が、買えるの?

頭金0、ボーナス0
でもOKとあるけど、本当に大丈夫??

ポイント

毎月いくら払えるかがカギここがポイントよ!

  • マイホームを購入する時に大切なのは、資金計画です。購入者の95%がローンを組むといいますから、上手なローンの組み方がその成否を分けることになります。ローンは10〜35年の長期間組まなくてはなりませんから「いくらの住宅が買えるか」ではなく「毎月いくら払えるか」が重要なポイントになります。「毎月いくら払えるか」は各家庭の経済状況で異なります。ポイントは、現在の住居費(家賃、管理費、駐車場代など)と過去1年間の貯蓄状況です。この実績が、今後の返せる額のベースになっていきます。

実績をベースに考える

  • 世帯の年収も指標の一つとなります。年収負担率(年収に対して住宅ローンの年間の返済額がどれくらいの割合になっているか)が銀行など金融機関の融資基準となるからですが、目安は大体20〜25%とされています。しかし、実際のところは同じ年収でもやりくり上手、下手があって、貯蓄率はまちまち。年収負担率の範囲だからとローンを組んでしまうと、実生活から離れた資金計画になる危険性があります。まずは、実績をベースにそれが年収の30%を超えるようであれば、再検討すればよいのです。そんなスタンスで計画をたてましょう。
アドバイス例

H子さん(31)は、夫(32)と共働きです。お2人で住宅取得についてのご相談に見えられました。世帯収入は650万円。家賃は月額12万円、駐車場代は月額1.5万円、過去1年間の貯蓄は80万円でした。

住宅関係の年間の支出と貯金を合わせた実績は
(12万円×12ヶ月)+(1.5万円×12ヶ月)+80万円=242万円

この実績の242万円がベースになりますが、そのままでは使えません。固定資産税の支払やマンションであれば管理費、修繕積立金、老後資金などの貯蓄分も差し引かなくてはならないので、使えるのは80%くらいです。

しかし、H子さんはこれから子どもを産みたいという希望もありますから、共働きは続けるものの、その分は差し引いて考えなくてはならないでしょう。

70%と考えると、約14万円が毎月の返済できる金額になります(ボーナス返済なしで考えます)。年収負担率は26%です。
242万円×70%÷12ヶ月=141,166.66円≒141,167円

これを全期間固定のフラット35の現在の平均金利2.8%で借りるとすると、3700万円になります。これが借入可能金額になります。最後に、H子さんご夫婦が貯めた自己資金をたした額の合計が物件の購入額となります。頭金は物件価格の2割、諸費用に1割を考えて、購入の準備をしておきましょうとお伝えしました。

結婚2年目なので貯蓄はこれから。5年以内には頭金を600万円ほど貯めて、あとはそれぞれの両親から援助してもらうのだと、ちゃっかりした?プランをお話されていました。