安田まゆみの元気が出るお金の相談所公式ブログ

認知症の母への2000枚の手紙

夫は、義父が亡くなった日から認知症の義母と暮らすようになりました。
以来7年間、私たちは介護別居しています。

デイサービスに行く義母のために、夫は母への伝言メモを毎日書いています。
買い物のために一人で留守番をしてもらう時にも必ず書いています。

母への伝言写真.jpg


書かない日はショートステイの時にはや義母と一緒に旅行に行った時にはくらい。
義父が亡くなってからの7年間、年間平均280枚以上になるので約2000枚は書いていることになります。

私だったら、曜日ごとで使い回しすると思うのですが、彼は律儀に母への手紙を欠かしません。
伝言メモですが、母への手紙なのだと感じます。

以前は写真の倍くらい書いていました。
・洗濯物をしまってください。
・たたんでおいてください。
・お腹が空いたら、温めて先に食べていてください。
・今日は、まゆみと美容院に行く日です。
などなど。

今は、認知症が進んで、失禁や徘徊が始まった義母ですが、私が夕飯を担当する時に見ていると、何度も何度も、メモを声に出して読んでいます。

メモがあることで、義母が落ち着くのがわかるんです。


こんな話をしたら、心理カウンセラーをしている友人から、
「お義母様にとって、ご主人のメモは、杖であり、地図であり、時にはご自身のアイデンティティーでさえあるのでしょうね」
というコメントをもらいました。

そういえば一時期、義母が、ものすごくメモ魔になったことがあるんです。
とにかく、ノートにいろいろなことをメモしていたのね。

ところが、夫が一緒に暮らすようになった頃からは、書かなくなっちゃったんです。

今から思うと、ノートを書いていた頃は、周囲が認知症であることに気がつく前です。
義母が自分の物忘れがひどくなったことに気づき、なんとかしようとしていた時期だったのでしょう。

気丈な義母でしたから、自分の記憶がスルスルと抜け落ちていくのを感じ、抵抗しようとしていた、一番つらい時期だったのかもしれません。

自分でメモがとれなくなった現在、義母は手紙を1日に何度も何度も読み上げています。

書いてあることは、
・デイサービス 8:40~
・買い物和也がします
・4時にもどります
 まゆみいます
・和也、夕食作る
 6時半にかえる
と、その日の予定だけ。本当に簡単なメモなのです。

でも、このメモがなければ、自分が何者かさえもわからなくなるのかもしれません。
何度も読み上げるのは、「今」そして「自分」を確かめているのだと思います。

掌から砂がこぼれていくように、記憶がなくなっていくのを無意識のうちに止めようとしているのかもしれませんね。

たかがメモ、されどメモ!
義母にとっては大事な「道しるべ」になっているのです。

それにしても、毎日書くってすごいことだと思います。


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