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遺言は作るだけなら実はカンタン?! 「揉めない遺言」作りが、難しい!

56f5a148a5a12416b75455169a6f6e48_s.jpg最近、相続のご相談が続いています。
その時に気になるのが、「こんな遺言を作りたいのですが、これであっていますか」とご質問をいただくこと。

「あっている」とはどういうことかしらね?と考えてしまうと、どう返事をしたらよいのか、私は困ってしまうのです。

あっているか、あっていないか、で言うなら、ご自分の財産の分け方を、ご自分で決めて、それをそのまま書けばよいのです。
法定相続の分け方のルールに則っていなくても、それがご希望なら、遺言としてはOK。
そのまま作ることは可能です。

つまり、インターネットなどで調べて見つかった書式にあわせて、自分の考えたことを自筆で書いておけば、自筆証書遺言書の出来上がり!
「超簡単に」とは言えませんが、まあ、比較的簡単に作ることはできます。


でもね、その遺言が執行されることになったときに、本当に親族で揉めずにそのとおりに執行されるのか、誰かが異議を唱えて遺留分を請求したり、親族間で争いになり裁判を起こしたりといった骨肉の争いを引き起こすのか...。
結果は、雲泥の差です。

遺言を書く人は、自分の死後、争いが起きることなんて、望んでいないはず。
争いの原因を遺すのは避けたいですよね。


では、争いを避けるにはどのようにしたらよいのでしょうか?

遺言を作るときは、最終的に自筆証書であっても、公正証書にしてもどちらでも構いませんが、いずれにしても専門家に一度は相談してください。

その時に大事なのは、「あっていますか?」という聞き方ではなく、

・遺される人達に、こんな気持ちを伝えたい
・自分の財産を、遺族にこんなふうに使ってもらいたい

といった自分の希望を明確に伝え

「それが実現できる遺言になっていますか?」
「この遺言が原因で揉める可能性はありますか?」

と聞くことです。

そうすれば、専門家が知恵を絞っていろいろなケースを想定し、もし、想いを遂げられない可能性や揉める可能性があったら、

「そういう望みを叶えたいのなら、あなたが決めた財産の分け方ではなくて、こんな方法もありますよ」
「ここは、揉めるかもしれないので、こんな方法に変えませんか」

と言ってくれるでしょう。

...と書くのはカンタンなのですが、こんなふうに言ってくれる専門家に出会えることが、実はキモだったりします。

専門家というと、弁護士、税理士、行政書士などが浮かぶかもしれませんが、私のお勧めはファイナンシャルプランナー(手前みそですが^^;)。
だって、FP(ファイナンシャルプランナー)は、その人らしい暮らし方を実現するためにお金の面から支える専門家ですからね。


ただし、家計相談ばかりに特化したFPではなく、ちゃんと相続の相談の経験があるFPに相談をしてくださいね。

私が相続のご相談をうけるときも、もちろん、財産の内容やご家族の構成などもしっかりお聞きしますが、特にフォーカスを当てて聞くのは、気持ちです。

・誰にどんな気持ちをもっているのか
・感謝したい人は誰なのか
・抱いている気持ちや感謝の念を、どんな形で伝えたいのか

こんなことを、時間をかけてじっくりとお聞きしたうえで、それをどう遺言に反映させていけばよいのか、知恵を絞りだしていくのです。

だって、ご相談者の亡き後、遺された家族、親族が揉めてしまう事態は避けていただきたいですからね。

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