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【高齢の親の財産管理】何から始めればよいですか?

8d77476e59aff7181a8154e2562c53a6_s.jpg先日、高齢になり、親のお金の管理について不安になってきたというご相談をいただきました。

80歳を超えたお母さま。
認知症ではないものの、もの忘れが多くなり、年相応の判断力の衰えを感じることが増えたそうです。

だからといって、子供が勝手に財産管理を始めたら、親は「財産を奪われた」と感じ、親子間に軋轢が生じることにもなりかねません。

ここはきちんと、お母さまに財産管理をすることをご理解いただく必要があります。
そのうえで、まずは、金融資産の一覧表を作ることから始めましょう、とアドバイスしました。

こんな感じです。

手元にある通帳を集め、金額を書き出すだけでなく、それぞれの通帳についてどういう目的で使っているのかもメモしておきます。
開設している口座が多い場合は、整理して3つくらいにまとめておくと、管理がやりやすくなります。

ふだんつかっている銀行の通帳以外にも、引き出しの奥底に隠れている場合があります。
ご本人名義のものだけでなく、家族名義のものをリストに加えます。

古い通帳や、親本人が忘れている通帳が見つかったら、現在どのようになっているかも調べましょう。
よくあるのが、子供の幼少期に子供名義で定期預金などを作り、そのまま放置されているケース。
最近は、名義人である子供本人でないと解約ができないですからね。

実際、金融機関からの「満期の通知」で見つかった、定期預金を発見した方も知っています。金融機関からの通知は、特に注意してみてください。

ちなみに、子供名義の預金とはいえ、もともとは親のお金。
解約して親の口座に入れてもよいですし、親が了承するのであれば、そのまま子供本人が受け取ってもよいです。

ただし、子供本人が受け取る場合は、贈与税がかかる可能性がありますので、慎重に対処してくださいね。迷ったら、専門家に相談しましょう。


以上が、通帳の整理方法の概略です。

私がお手伝いする場合には、エンディングノートを使って、ヒアリングしながら、上記の作業をしていきます。
みなさんにも、お勧めします。

販売されているエンディングノートであれば(無料のは千差万別でわかりませんが)、大抵の場合、資産を把握するページがありますので、それに従って書き込んでいくと、漏れがないように思います。


その他、考えられるものとしては、以下のようなものがあります。

●株や投資信託などの金融資産
証券会社や銀行ごとに一覧表にします。
証券会社で口座を開設していれば、3ヵ月に一度報告書が送られてきますので、それをもとにするとよいでしょう。

●デパートの金券や切手など
いただきものの金券や、珍しい記念切手などを使わずに貯めたままにしている場合があります。どこかにしまったままにしていないか、ご本人に聞いてみるとよいでしょう。

●たんす預金やへそくり
額はそれほど多くないかもしれませんが、封筒に入れてあったり、本に挟んであったりすることが多いです。
ご本人もすっかり忘れていることが多いので、思わぬところから出てくるかもしれません。
親御さんと一緒に思い当るところを、「宝探し」してみるもの楽しいかもしれませんね!

夏休みに帰省される方、お父さま、お母さまの暮らしぶりを眺めてみましょう。
何か気が付くことがあるかもしれませんよ。

こちらもあわせてお読みくださいね。
★帰省時のチェックポイントは?


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