安田まゆみの元気が出るお金の相談所公式ブログ

親子間のコミュニケーション。説得ではなく「質問」の活用を!

17203116_1235434753230471_4684441012691827697_n.jpg先日、東京女子大学で、家族心理学がご専門の花田里欧子先生(現代教養学部准教授)とご一緒に「親が元気なうちにやっておくこと」というお題のセミナーをやらせていただきました。


花田先生の話のなかで、私が「なるほど~」と思ったのは、
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親子間で、相手に何かしてもらおうと思うなら、「説得」はNG。
相手を説得しても、抵抗され、反抗にあう。
その抵抗や反抗に対して、また説得を試みても、さらに抵抗・反抗にあう......
という悪循環を繰り返す
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という内容。

例えば
◎高齢になっても運転をするお父さま、お母さまに対して、「そろそろ免許を返納したほうがいいのでは?」と説得を試みて失敗した
◎一人暮らしの親のお金の管理が心配で、通帳を預かろうと思っているが、なかなかうまくいかない、どうしたらいい?
このような話を耳にすることが増えています。

こういう事例に対して、私は
親子間の信頼関係ができていないと、何を言ってもうまくいきませんよ。
特にお金のことは難しい。任してもらうには、かなり信頼関係が必要です。
説得して相手を動かすのではなく、信頼してもらえるような関係性を築きましょう。
という話をしました。

一方、花田先生は、
説得はNG。
説得を質問に変えましょう!
さらに、称賛もつけましょう。
と。

例えば、「トレイに手すりをつけたほうがよい」と思ったとしましょう。
「ここは危ないから、手すりをつけたほうがいいよ」と説得を試みようとしても、「大丈夫、できるから」と言われて、拒否されてしまいがち。

そんな時は、
「介護保険を使えば、それほど費用は負担しないで済むのだけど、どうかしら? 私は手すりがあったら安心だと思うのだけど、お母さんはどう思う?」
と聞いてみる......。

そして、さらに、「称賛をつける」と、こんな感じです。
「お母さん、いままでよく手すりなしでやってこれたよね。すごいと思う。でも、そろそろ手すりがあったほうが危なくないかも、と思うんだけど、お母さんはどう思う?」

説得は考えの押しつけになってしまいますが、質問は新たな会話が生まれ、相手の考えを引き出すきっかけになります。

親であっても、人に認められるのは嬉しいことですからね。称賛は大事なことです。
ただし、子どもを褒めるような言い方はダメですからね。そこは注意が必要ですよ~。

人が「認めてもらったなぁ。嬉しいなぁ」と思う褒め方をするには、具体的に、何がどう素晴らしいのか、すごいのかを伝えなければなりません。それには、相手をじっくり観察して、褒めるポイントを見つける必要があります。

今日から、自分の親を観察してみましょう。
どんな頑張りをしているのか。
どんなステキなところがあるのか。

今まで当たり前のように見てきたことが、高齢者にとってどれほどの努力の結果なのかを感じてみる、良い機会だと思います。
いざというときのために、褒めるポイントをたくさん見つけておきましょう!

称賛が大事なのは、お子さんに対しても、旦那さんに対しても、まったく同じですよ~(^_-)-☆


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