安田まゆみの元気が出るお金の相談所公式ブログ

親の介護、どこまで負担すればいい?

親御さんが要介護状態になった時の介護費用について、みなさんはどのように考えていますか?
 
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「子供だから親の面倒をみるのは当たり前」と思っている方が多いですが、親を大切に思う気持ちと実際に介護することは一緒ではない、と私は考えています。
親の介護費用は、可能なら、親本人が賄うのが、一番よいです。
 
育児と違って、介護は先が見えません。
20年続く介護もあるのです。
 
80代の親の介護を担当する子供世代は50代。
自分たちの子供の教育費にお金がかかる時期や、老後の貯蓄を始める大事な時期と重なる時期に、親の介護費用まで負担したら、共倒れになりかねません。
 
大事なのは、親が元気なうちに、親世代の負担と子供世代の負担について話し合っておくことです。
 
 
関東にお住まいのA子さん。
九州で一人暮らしをしているお父さまが要介護状態になってからは、ケアマネージャーさんとの打ち合わせや父親の状況を知るために、飛行機で隔月に実家に戻っています。

 

 

A子さんの場合は、お父さまから元気な時に
「自分の介護のために、実家に帰ってくる交通費は、私の口座から出すよ」と言ってもらっていました。
 
 
一方で、A子さんのような取り決めをしていなかったB子さんは、介護のために名古屋から秋田まで新幹線で通っていても、交通費は自己負担です。
最初のうちは、親が心配で交通費を気にしていなかったのですが、介護が長引いてきたため。交通費の負担感が大きくなってきました。
 
へそくりが底を尽きそうでも、大学受験を控えた家計に、迷惑をかけることもできません。秋田市内に住む他の兄弟との手前、自分だけが交通費をもらいたいと言えずに、困っていました。
 
「親の面倒をみたい」という気持ちは大切ですが、介護はいつ終わるかわからない、先が見えないものです。
親御さんが元気なうちに、介護費用だけでなく、遠距離で介護をする場合の交通費などを誰が負担するか、話し合っておきたいものです。
 
地域によっては、親の代わりに地元の冠婚葬祭などに出席を求められることもあります。その時の費用も親の口座から出すなど、細かく取り決めておくとよいですね。
 
また、認知症になって、自分でお金の管理ができなくなると、子供であっても親御さんのお金を引き出すことがきでなくなる場合もあります。
そのようなケースを想定すると、任意後見人制度の利用についても、ぜひ、検討してくださいね。
 
 
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老後に備えて準備していたお母さま。
しかし、お母さまの願いどおりには財産を活用することができなかった娘さんの話です。あわせてお読みください。
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